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アーティスト活動を始めたきっかけを教えてください


タトゥー自体は、小さい時に見た映画に出てくる和彫りとかから影響を受けたので、彫師には小学校1年生くらいの時からずっとなりたいと思ってました。

グラフィックをやるようになったのも、子供のころ父親がフォトショとか使っていたのを見ていて、それで使い方を教えてもらって遊んでいました。その流れでグラフィックとか作るのが好きになって、将来もそれ以外やるつもりがなかったというか、自然と志すようになりました。

 

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 初めて人に彫ったのはいつですか?

 


初めて彫ったのは18歳の時ですね。高校を卒業したタイミングでタトゥーマシンを買って、とりあえず自分に彫ってみました。それから友達に彫らせて欲しいと頼んで彫るようになりました。


D

今の活動でターニングポイントになった出来事は?


ターニングポイントは、CANNABISという原宿のセレクトショップがあるんですけど、そこで働く前までは、バイトしながら家でしか彫れないって形だったんすけど、カンナビス入ってからは、営業終わりにタトゥー彫るように店使っていいよと言われたのがすごい大きくて。

しかも働きながら僕もタトゥー入ってるんで、来てくれるお客さんとかにタトゥーどこで入れてるんですかって感じで聞いてもらって、自分でやってるんですっていうのから広がっていたんで、それが結構大きかったと思うんですね。


D

今までの仕事で一番やりがいのあった仕事は?


T

今年の6月ぐらいに初めて個展をさせていただいて、それが一番やっぱ大きかったですね。個展ではタトゥーとか全く彫れないけど、僕のこと見てくれている人たちに来て頂いて、今まで自分がやってきた活動がしっかり見えて、一番やりがいを感じたというか、やって良かったと思いましたね。

 

D

きっかけは何だったんですか?


T

個展は正直ずっとやりたかったんですよ。

活動を始めてから10年くらい経ったっていうのもあったんですけど、普通に初っぱな個展をやって、絵を飾って終わりっていうのもなんか面白くないなと思って。

色々やりたいことをできるようになったタイミングだったんで、おっきなUFOキャッチャーを買って、その中に天使のキャラのぬいぐるみを入れたり、このキャラクター性をタトゥーの中で作って、ある程度少しの人には認知していただけるようになったからなんですよね。

やっぱりぬいぐるみとかも結構お金かかるんで、キャッチャー作って搬入とかも、タトゥーでお金をある程度いただけるようになってからじゃないと、そういういろんな面白いことできないなって思ったんで、それがある程度できるようなったので、やっと個展をやったという感じですね。


D

個展とタトゥーを彫るとで、自分の中で違うものは?


T

まあ、タトゥーってお客さんに向けてやってるんで、昔は普通にタトゥーを彫る仕事みたいな感覚だったんですけど、タトゥーを彫るのがすごい好きになってきたので、仕事って感覚が正直全然ないんです。

ほとんどの人がデザインもおまかせで入れてくださるので、むしろキャンバス貸してくれてるみたいな。って感じなんで、もう作品制作みたいな感覚です。個展はそれを見せる場所というか、やっぱり今まで作ったものなんで、気持ち的に全然違いますね。

一気に大勢の人にいろいろ見てもらうのが、結構恥ずかしがり屋なんで、それが緊張しますね。


 

D

10年少しかけて当時よりタトゥーが受け入れられていると思うんですけど、昔と今の違いは何ですか?


T

昔は、美容師さんだったりとか、アパレルの職業の方が多かったんですけど、ここ最近とかだとお医者さんや警察官のお客さんだったりとか、普通に考えたら全然入れるような職業じゃない弁護士の人とか。

まあ若い人なんですけど、結構増えてきたんで、そういうのが一番変わってきたと思いますね。海外だとそういうお客さんとかも来るみたいなんすけど、日本ってまだまだですよねえみたいな感じでよく言われるんですけど、全然いるんですよね。

やっぱみんなが知らないだけで日本も変わってきてて、やっぱ見えない部分に入れてきっちり隠すみたいな事はみんなやってるんですけど、ほんと変わってきてますね。


D

自分のスタイルはいつから確立したんですか?


T

始めた時からわりと近いスタイルではあったんですけど、この天使のキャラクターができてからある程度確立できたかなって思ってます。

自分の描きたい絵がこの子を中心に描けるようになったというか、結構ハードなデザインを描くことが多いんですけど、今までだったらシンプルにハードすぎたりとかっていうのがこのキャラを使うことによってバランスが良くなるというか、そこからすごい良くなったなと思いますね。


D

なんていう名前なんですか?


まだ名前決めてないんですよね。

タトゥーのデザインなんで、それぞれの人にあるから決めるのも元々身体に入った人が名前を勝手に決まったんやけどってなんのもなんか嫌だし。だったら決めずに何となくずっと天使のキャラって言い続けようかなって思ってですね。

 

D

スタイルを貫くために大切にしてることは何ですか?


スタイル自体はやっぱり色んな彫師さんとかもいらっしゃる中で、僕が結構求められてることっていうのは面白みがあることだなって思ってて、元々の僕の絵だって多分、普通に紙に描き続けてるだけだったら、今ほどは絶対いろんな人に見ていただけなかったと思うんで、それはタトゥーでやり始めたからから多分ちょっとは見ていただけるって思ってるんで。

やっぱりずっと面白いことは考えようっていうのは自分の今スタイルを貫くために必要だなって思ってるんで、そこはずっとやろうと思ってますね。


D

ルーツは何ですか?


ルーツは何なんですかね。

もちろんタトゥーに一番衝撃を受けて、そこからやり始めようと思ったんですけど、デザインのルーツでいうと、漫画とか、お笑いの番組とか好きだったんでそれですかね?意外と。


D

映画とかアメリカンカルチャーではなく?


それはもちろんもちろん!スケボーとかもやってましたし、スケーターが彫ってるゆるめのタトゥーみたいなとかももちろん影響はあったんですけど、今のデザインだけに関しては、漫画とかお笑いとかなのかなって思いますね。


 

D

表現者として身だしなみも見られると思うんですけど、心がけていることってありますか?


心がけていることは、僕は結構ラフなスタイルが好きなんで、ジャケット着てとかじゃなくて、割とゆるいスタイルでいくというか、よくダメージジーンズとか着てるんですけど、なんとなく僕のタトゥーとマッチするなって思って、それは結構心がけてるというか好きでやってる感じですね。


D

クリーム使ってどんな感じでしたか?


普段めちゃくちゃ使う方じゃないんですけど、その理由って結構ベタベタするのがあんまり好きじゃなかったんですけど、このクリーム全然ベタベタしないし、すごい使いやすかったんで、めっちゃイイなって思いました。あと、イイ匂いだったんですごく良かったです。


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ヘアスタイルにこだわりとかありますか?


今はまぁ割とナチュラルな感じとか多いんですけど、でもたまにバシっとセットすると、やっぱテンション上がるんで、むしろ毎日やらないようになったからこそ、たまにの時が楽しいですね。

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