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フリースタイルバスケットボールを始めたきっかけは何だったんですか?
Z
フリースタイルバスケットボールを始めたきっかけは、中学校入った時に友達からバスケ部に誘われてバスケに出会いました。
そこからバスケの楽しさに気づいたんですけど、その流れで、ストリートバスケってものを知りました。
音楽とか好きなものをかけて、自由にバスケをするストリートバスケに魅せられて、いてもたってもいられなくなって、中学2年生の時に本場カナダに留学しました。
そこで、コートの外で自分の好きな音楽、好きな場所でボール一個で表現するっていうパフォーマンス性とボールを競技じゃなくて表現に使うという考え方が
すごくかっこいいし、新しいなと思って、のめり込みました。
D
ターニングポイントとなるきっかけや出来事はありますか?
Z
フリースタイルバスケって、自分の好きな音楽にのせて、好きな場所で、自由に表現できる部分が多いんです。
僕が始めた当初はすごくマイナーだったんですけど、そのころ世界中のフリースタイル・バスケットボーラーとか、そういうことをやっている奴らに、自分のパフォーマンスをシェアするサイトがあって、そこに自分の動画を載せたらすごく反響があって、そこで認めてもらえたっていう感覚を得ることができたんです。
ボールひとつを使って表現している自分の技とか、スタイル、自分の好きなものが、いろんな言語を超えて受け入れられるところに更にのめり込んで、どんどん動画を投稿していたら、あのジョーダンブランドから声がかかって、マディソンスクエアガーデンでハーフタイムショーをやらせてもらうことになったんです。
それが高校3年生ぐらいの時ですね。そうやって、自分の好きなものを追いかけると、夢の舞台に連れて行ってくれると実感したのが、最初のターニングポイントかもしれません。
D
好きな音楽やファッションのカルチャー的なルーツは何ですか?
Z
もともとは父親がジャズをずっとやっていたので、バンドカルチャーみたいなものには幼少期から触れてたかもしれないですけど、僕は楽器っていうものが苦手だったんで…。
いざ楽器をやってみると上手い人が周りにいて、それは違うとかって言われちゃって不自由さを感じてたんです。
その中でバスケを見つけ、HIPHOPカルチャーにのめり込んでいきました。
D
自分のスタイルを保つために大切にしていることは何ですか?
Z
自分が一番楽しかったり気持ちいいことを、ちゃんと正直にわかる自分でいることですかね。
あれが流行っているからこうしなきゃとか、周りを見てあっちの方がいいのかなって、自分の色とは違うことをやったり、他人の色に染まることって多いと思うんですけど、やっぱり自分のカッコいいを貫き通すためには、自分が新しいものに出会った瞬間に食らう“ガンっ“ていう感覚をすごく大切にしています。
なるべく自分らしさ、他人の真似をしない、自分がこれだって思えるものを追いかけるようにしていますね。
D
最近吸収したものは何ですか??
Z
めちゃめちゃ色々ありますね。
新技とか作るんですけど、色々なものからインスピレーションを受けることが多くて、それこそ格闘ゲームを友達とやってる時とか、今のキャラの動きボール使ってできそうじゃね?ってところから生まれたり、はたまた70年代とかの、トーキングヘッズとかバンドのライブ映像とかで、こういう音でパフォーマンスしてもアリだよなとか。
あとは画家の表現とかでも、この色合いの背景で、この色のボールでやったらスゲー面白いよなとか。
基本的に芸術となるもの、面白いとなるものはインスパイアされてます。
そのインスパイア元に縛られないこともFREESTYLEカルチャーの楽しいところですね。
D
今後の目標や夢は何ですか?
Z
そうですね。自分が生まれた時はフリースタイルバスケってものはそんな根付いてなくて、インターネットの誕生と共に成長してきたカルチャーだと思うんですよ。
なので、それをしっかりと次の後世の子たち、自分の孫の世代もフリースタイル
てものを知っていて、ボールが勝ち負けだけじゃなくて、表現の道具として使えるっていう位置に持っていけるように頑張りたいですね。
たまに夢とか考えるんですけど、全部それをやって世界大会とかいろんな国にフリースタイルバスケが普及できたら最後は宇宙でパフォーマンスとかしてみたいですね。
場所を選ばず、ボール一つでどこでも作れるパフォーマンスができる、そんなアーティストになりたいです。
D
表現者としてスタイルって大事だと思いますが、身だしなみで心がけていることってありますか?
Z
そうですね、やっぱりアップデートし続けたい気持ちがすごいたくさんあって、
それは音楽だったり、ファッションだったり、そういうものって身だしなみにも関わってくると思うんですよね。
音楽がファッションを司るところもあると思いますし、そういうところで敏感でいたいっていうのもあって、ラジオDJをさせてもらう機会とかで僕自身もアーティストにインタビューして、僕自身が尊敬できるカッコいい人っていうものを探してますね。
その人から盗めるものを盗んで自分らしく昇華するってのを意識してますかね。
D
スタイリング剤使ってみてどうでしたか?
Z
初めて使わせてもらったんですけど、俺らってダンサーでもありボーラーでもありスケーターでもある。
どこでもステージに変えるっていうのが楽しいところなので、そういう意味ではどこでもライトを浴びてるし、ONのモードになりたい時はやっぱりスタイリング剤とかこういうものって僕らは持ち歩かないといけない。
ステージの時も外に行くし、練習の時もどこかいくし、そういうところでは、出来が悪いスタイリング剤って言ったら失礼ですけど、使うものによってはまとまりがない変なゴワゴワした感じがするものも少なくないんですが、今日、俺4時間ぐらい走り回っていると思うんですけれども、全然崩れないいっていうのを
感じていて、形がちゃんとシャープに出るっていうことと、匂いがいやらしくなくて自分のスタイルに合うかなと思います。
パッケージも変に派手すぎず地味すぎず、ストリートスタイルというのがハマる。
形が崩れずシャープに自分をまとめてくれるなと感じました。
スタイリングってすごい気分に関わってくると思うんですよ。
今日これだってものがない時に帽子かぶっちゃうんですけど、自分が気に入ってる状態とか、これ今日キマッてるぜ!って時に出会うことって結構少なくて、なんだかんだ帽子かぶっちゃうみたいな。
今日は使わせてもらって、形が崩れないのもそうですけど、
常に帽子が必要ないそのままの俺で行けるという気持ちにさせてくれるのは、
逃げ隠れしないパフォーマーっていうのにはマッチしてるなって思います。
めっちゃ使いやすいです。