D
生年月日と出身地をお願いします。
C
1985年11月8日、北海道の札幌出身です。
D
先ほどお聞きしましたが、高校から静岡に?
サッカーのために?
C
そうっすねw
D
すごいですねー
C
もともとそういうサッカー強いところに行くつもりもなくって。行けないかなーとも思ってたんですけどw
1年生の時にたまた静岡学園が遠征でこっちに来た時に、一緒に練習させてもらって。
その時、オレたまたまめっちゃ調子よくってw
「あいつ、欲しい!」って言われちゃったんすよw
D
んじゃ、スカウトですか?
C
はいw
ちょっとアガりましたよね。プロ行けんじゃね?ってw
んで、15~16歳までは、寮生活で。1年の時は辛かったっすねーw
ただ、僕、2年から3年に上がるときには、サッカーよりファッションが好きになっちゃって。
サッカーは3年の最後までやったんですけど、最後の方はもうそっちの業界に行きたいなーと思ってて。
んで、大学で北海道に一回戻ったんですけど、3か月で辞めちゃったんですよ。あれは、親に悪いことしちゃったなぁ。
そのあとすぐ、「オラ、東京さ、行くだ」って言って、東京に出てきたんですよね。
んで、ブラブラしてる時に、前の会社の人に「働いてみないか?」って声かけられて、入りました。
D
では、お仕事的には、今の仕事と前の職場と、2つですか?
C
そうですね。ずっとアパレルですね。
D
昔からストリートっぽいファッションが好きで?
C
そうですね、自分はHIP HOPが好きだったので、HIP HOPのファッションから入って、でもそんなに好きな物は変わってないですかね。
D
HIP HOPが考え方や生き方に影響を与えている部分はありますか?
C
そうですね、そういう這い上がろうとか、成り上がろう的な部分は、多少はあるんじゃないですかね。
D
ちなみに、今のお仕事(刺繍屋)をやろうと思ったきっかけは?
C
前職のセレクトショップの時に、今の相方がお客さんで来てくれてて、刺繡の仕事をされてて。
セレクトショップのオリジナルを作る時に、刺繍をお願いして、そこから繋がって、プライベートでも仲良くなって。
んで、オレも刺繍に興味があって、「いつか一緒にやれたらいいね」みたいな話はしてたんですけど。
時を経て、お互い独立しようかみたいなタイミングが合って、「一緒にやろうか」ってので、今に至る感じですかね。
D
CHAPさんのお仕事は肩書でいうと、なんと呼べばいいんですかね?
C
刺繍屋さんでいいっすよw
D
刺繍のお仕事で、今までやってこられた中で一番大きかったり、やりがいのあったお仕事は?
C
まだ3年目なんですけどー、なんだろう。面白かったのはリーバイスさんと一緒にワッペン作ったのとか、面白かったですね。
千代の富士とキン肉マンに出てくるウルフマンを使ってカスタムワッペン作ったりとか。
面白かったですけど、大変でしたねw
ワッペンはめちゃくちゃ細かいのを作ったりとかして。
あとは、ブルックスブラザーズさんと一緒にやったワークショップとか。店頭でお客様から注文受けてそのままそれを刺繍してあげるとかやりましたね。
ブルックスさんとか、僕らとは違う世界というか、スーツでカッチリしてて、年齢層も高かったりで。そういう人達と一緒にできて面白かったですね。
刺繍って決まりがなくって、色々なことできるし、色々な人と会えるのが面白くて。
子供も喜んでくれるし、おじいちゃんおばあちゃんも喜んでくれるし、同世代の若い人も喜んでくれて。色んな人に出会えますね。
D
即興で作れるワークショップとかってのも、面白いですね。
C
やっぱりそういうのって、世界で一つの物になるじゃないですか。愛着沸いて、ずっと使ってくれたりとか。
カスタマイズで、人と被らない物ができるので、そこは刺繍とかワークショップの魅力の一つですね。
D
(陳列されてる)こういう作品も世界で一つしかないわけですもんね。作られてて、自分で着られて、どういう気持ちになるものですか。
C
正直言うと、作ってる途中ではテンション上がってるんだけど、出来上がったらもうお腹いっぱいになってるみたいなw
でも、着てて、友達にスゲーって言われたり、街歩いてて、外国人に声かけられたりとかして。
自分たちのやってることって、スゲーんだなって感じることができますね。
D
人と違うモノ、一点物を作り続ける、信念とか想いというのはどこから来るものなんですか?
C
もともと自分もファッションが好きで、人と同じものがイヤだとか、目立ちたいとかいう想いがあったので。
こういう一点物があったら面白いだろうなとか、大量生産しないで他人とは被らない物を提供できたらな、という想いが根本にはありますかね。
だからといって、大量生産が悪いとも思わないし、良いものは良いし、みんなが欲しいものは手元に行き届くべきだとは思うし。
でもそんな大量生産の中で、「どうやったら手に入るんだろう?」とか、そういう感じの物ってみんな好きじゃないですかw
そういうところでみんな気持ちが昂って、それで手に入れた時の嬉しさとかすごいと思うんですけど、そういうことをいっぱいやっていけたらいいなとは思いますね。
D
刺繍屋として目指している高みとか、ゴールみたいなのはありますか?
C
僕らもともと目標を立てることはしなくて、目の前にあるものをこなしていってついてくるって感じなので。
ただ、直近の話でいうと、こういう刺繍の作品を、アート作品ではないけど展示みたいなのはやってみたいなと思ってますね。
海外でそういう展示とかやりたいですね。アメリカとか。
あとは、アーティストさんとかと一緒にモノを作ったり、刺繍プラス何か、みたいなことはやりたいですね。
D
最後、DROPGROOMINGの商品に関してお伺いしたいのですが、実際に使ってみていかがでしたか?
C
まず香りがすごく良かったなぁってのと、僕はポマードも固いのが好きなんですけど、すごく固まってくれてヘアスタイル崩れないなと感じましたね。
あと、このパッケージのデザインがカッコいいですよね。
やっぱり生活の中で毎日使うものだから、テンション上がるじゃないですか、こういう物が置いてある方が。
そういうプロダクトのデザインって大事だと思うんですよね、自分が持っててテンション上がるっていうか。
D
嬉しいですね、ありがとうございます。
C
ガラスで重たくて高級感もあるし、置いててインテリアにもなるし、そういうとこ大事ですよね。