DROPGROOMING
まずは自己紹介をお願いします。
SUNNY ONLY 1
はい、26歳、大阪出身のSUNNY ONLY 1(サニーオンリーワン)です。
普段は音楽を作ったり歌ったり、DJやったり、プロデューサーっぽいこともしています。
D
今はシンガーとしての活動が中心かと思いますが、仕事を始めたきっかけを教えてください。
S
5〜6年前、イギリスに住んでたときがあって、そこでギター弾いてたバックパッカーの男の子に出会ったんですよ。
で、私が鼻歌を歌ってたら「曲にしてみない?」って言われたのが、音楽始めるきっかけでした。
D
イギリスに行ったのは、ご両親との関係があったんですか?
S
いや、全然関係なくて。
私は親が不明でどこのハーフかもわからないんですけど、見た目がちょっと混ざってるから英語を話したくて。
それで留学先にイギリスを選んだって感じですね。
D
音楽とは関係なく?
S
そうですね。京都にマットコスモスっていう先輩がいて、その方がちょうどイギリスに行ってたんで、「じゃあイギリスにしよ」って。
音楽とは全然関係なかったけど、イギリスでいろんな音楽を吸収したなっていう感覚はあります。
D
ターニングポイントになった出来事はありますか?
S
最近、事務所を抜けたことですね。
それまでは人に支えてもらって二人三脚でやってたけど、事務所を出たことで全部自分で動くようになったんです。
D
独立してから、どんなことが変わりましたか?
S
めちゃくちゃあります。ブッキングや連絡とか全部自分でやるようになって、音楽作ってるなって感覚がより強くなった。
今の感覚がすごく自分には合ってるなって思います。
生きてるなって感じ。
D
アーティストとしてスタイルを貫くために、大切にしてることってありますか?
S
楽な方に逃げない、ってことですね。
昔は「これ簡単そう」って飛びついたら、めっちゃ遠回りになったりしてて。
今はちゃんと自分でやるって決めてます。
D
これまでで印象に残ってる仕事とかってありますか?
S
うーん、まだないかもしれない。
でも毎回の仕事は本当に楽しくて、自分の歌で、ライブで人とつながって、それがちゃんとお金として返ってくる経験をもっとしていきたいなって思ってます。
D
初めてステージで歌ったのはいつですか?
S
小学生の頃に聖歌隊に入ってて、町の人に歌を披露してたことはあったんですけど、SUNNY ONLY 1としては3年前くらいですね。
D
その3年で変わった部分ってありますか?
S
3年前は表現するとかよりも、震えずに緊張せずに、しっかり歌うみたいなことを意識してました。
今は「どれだけ人を巻き込めるか」とか「どれだけ自分が楽しめるか」を大事にしてます。
D
SUNNY ONLY 1という名前の由来を教えてください。
S
最初はなんとなくでつけた名前だったんですけど、アソビシステムに入ったときに、リキオさんってアドバイザーの人に「名前も生き方に近いじゃん」って言われたことがあって。
親がいないし、オンリーワンって感じするからって。
結構スタイルもバチバチで、自分っていう感じだからその由来にしっくりきて「これでいいか」ってなりました。
孤独っていうより、「これが私」っていう感覚です。
D
活動のルーツは?
S
中学生の時に友達のお父さんがJAY-ZとKanye Westのアルバムを貸してくれて、それがきっかけでヒップホップにハマりました。
チェホンさんやケンティグロスさんとか、ジャパレゲも大好きで、そういう音楽が自分のルーツかなと思います。
D
イギリスで初めて曲を作ったときも、ヒップホップでしたか?
S
最初に曲を作ったのは3年前で、2回目にイギリスに行ったときです。ノアイングスっていう21歳のイギリスのアーティストと「Utopia」って曲を作りました。
「かごめかごめ」の童謡をミックスして、日本の要素を入れたエレクトロニックな曲です。
イギリス行って改めて日本ってやばいなってなって、日本のものをミックスしようよっていう流れです。
その時改めて「イギリスにいる日本人の自分」というアイデンティはすごく大切だって思いました。
D
最近はラップ中心のライブが多いですが、今後の方向性は?
S
ジャンルに縛られたくないんですよね。
ラップはリズムが好きで、自分の想いや熱量を一番届けやすいから使ってるけど、「ヒップホップです」って感じでもない。
自分の音楽をラップで表現してるって感じです。
D
本当はバンドもやってみたい?
S
めっちゃやりたいです。いつか絶対バンドで歌う日が来ると思います。
やっぱロックとかパンク精神がすごい好きで、ヒップホップもすごい似たようなものがあるんですけど、自分の中のパンク精神みたいなものをラップで乗っけたいなっていう感覚。
エレクトロニックでは、優しい自分を表現してると思います。
D
今はクルーで活動もしてるんですよね?
S
はい、「It's US!!」っていうクルーで活動してます。私と、itsKohki、Noah Cobre、Ryo Fukuroの4人でやってます。私以外は全員フィリピン人の幼なじみで、ジャンルもバラバラ。
私はラップ、itsKohkiはエレクトロ、Noah Cobreはポップ、Ryo Fukuroはシティポップの弾き語りって感じ。個々で活動しつつ、クルーとしても曲を出してます。
D
それぞれの目標はありますか?
S
SUNNY ONLY 1としてはちっちゃい夢かもしれないけど、まずは自分のライブに300〜500人を集めたい。
It's US!!としては、フィリピンでもライブしたいし、将来的にはコーチェラにも出たいって思ってます。
D
作詞・作曲はどんな感じでやってますか?
S
作曲は友達と一緒にやったり、自分で作ったり。
基本はトラックメーカーさんと一緒に作り上げる感じです。
リリックはセッション中に出てきた言葉をその場で書くことが多かったので、スタジオに入っても全くできないこともあれば、超乗れるわってなってバーって書ける時もあります。
なので今年からの目標はちゃんと書いていく。
パッと出てきたものをもう一回再構築するみたいなことをやっていきたいなって思ってます。
D
今後のリリース予定はありますか?
S
5月にソロ曲とミュージックビデオを出す予定です。
今年は止まらずにリリースしていきたいんで、ぜひチェックしてほしいです。
D
アーティストとして、身だしなみで意識してることってありますか?
S
めっちゃこだわってます。時と場所によって服装を変えるようにしてます。
最近エディションホテルに行ったときは着物をリメイクした和風モダンなスタイルにしたり、ライブのイベントでは距離感が近いんで、普通の服に見えるんだけど、若干派手じゃね?みたいな、派手すぎずちょっと目立つ感じにしたり。
曲のテイストに合わせて、パンクっぽいときはガンガンに攻めたり、柔らかいときは白を基調にしたりしてます。
でも一番意識していることは、誰よりも目立ちたいなっていうところですね。
D
ヘアスタイルについては?
S
私はとにかく美容師さんを大切にしてます。
トニーアンドガイの社長さんにいつも切ってもらってます。
その人じゃないと私のクセ毛は収まらない(笑)。大切な時は必ず切ってもらってます。
ワックスもこだわってて、このウェーブをどう見せるか、まとめるか、めっちゃ考えてます。
D
実際、今回スタイリング剤を使ってみてどうでしたか?
S
まず香りがめっちゃ良いです。
歩いててもふわっと香ってくるのがテンション上がるし、テクスチャーも柔らかいけど、ちゃんと束感出るのが嬉しい。私、髪が広がりやすいんで、たぶんめっちゃ使うと思います。